スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

おやすみ前に本を読む

オトナにも、いわゆる“ライナスの毛布”が必要な人がいるのかな。
・・・なんて思う、今日この頃。

昨日、所用で県庁へ出かけたら玄関脇に萩がちらほら開花してました。
くさんむりに秋と書いて、萩。。これから本格的な花のシーズンですね。
ミヤギノハギは宮城県の県花。今週末から仙台市野草園では萩まつりが開かれます。
CIMG7599-2.jpg

話変わって、久しぶりに本の話を。

誰にでも、眠りにつく前の「ネンネの儀式」ってのがあるんじゃないでしょうか。
うちの父は、いつもヘッドホンで音楽を聴きながらベッドイン
知人の奥様はキャットニップ・・じゃなくナイトキャップに梅酒を一杯飲むのだとか。
私の場合は、まずはベッド上でストレッチして
そこに猫が寄ってくれば、抱き上げて腹をモフモフぐりぐり。癒されます

そして大抵は、なにかしらの本を読んでから寝ます(※泥酔時を除く)
「活字」を読むと、ストンと心地よく入眠できるって人は案外多いですよね。

ところが、私がベッドの中で読むのはたいてい小説なのだけど
それが大好きなミステリーやハードボイルドだったりすると
結末が気になって途中で止められない!
かえって頭がギンギンに冴えてしまうことも少なくありません。
ネンネの儀式どころか、熱中しすぎて夜が明けることも月1~2回ペースで有り…(汗)

そんな中、私の睡眠導入剤として最適なのは、翻訳物の小説。
登場人物が多ければさらに効果覿面。名前を覚えるだけでも脳みそがホニャララ~で眠りを誘います。
先日も、チャンドラーの「長いお別れ」を読んでたのですが
フィリップ・マーロウとテリー・レノックス以外は誰が誰やら。
結局、あの名ゼリフ「ギムレットには早すぎる」に辿り着くまで、
なんどもページを行ったり来たりしてるうち、ネムネムモードになったのでした。

文章自体も、翻訳家のセンスがいいと読みやすいんですが
古い時代のものは特に、むりやりな日本語で文章がちょいと苦しい。
「長いお別れ」は村上龍の翻訳(タイトルは「ロング・グッドバイ」)もあるので、
ちょっと読み比べてみたいと思ってます。


備忘録として、最近読んだ本から。
CIMG7607.jpg

楡周平の2冊は、「クーデター」が秀逸。
平和呆けした日本社会(震災後は別)にビンタをくらわすような過激なストーリーで
非現実的といえばそれまでだけど、絶対に現実に起こらないとも限らない。

けっこう話題になった「謎解きはディナーのあとで」は、ちょっと期待はずれ。
コメディタッチの軽い文章が、どうもミステリファンには物足りない感じ。
2時間ドラマ仕立てのようだわ・・と思ったらTV化されるようですな^^;

東野圭吾の「どちらかが彼女を殺した」は、読者自身が真犯人を推理しなければならない
という型破りの構成なので、最後まで読み終えてから「えっ?」
録画再生して確認するかのように、再びページをめくることになってしまいました。
まんまと作者の罠にはまったのは悔しいけれど、一冊で二度美味しいともいえますね。

以下は個人的オススメ度の高い本。

◆風の中のマリア(百田尚樹)
maria.jpg

主人公のマリアはアシナガバチのワーカー(戦士=働き蜂)。
話題になっていたのは知っていたけど、アシナガバチと聞いただけでもうイヤ~~ン!
と敬遠していた小説でしたが、ところがどっこい予想に反してめちゃ面白い。
ほんの数ページ読み進んだら、もうやめられない止まらないカッパえびせん。
彼女らの生きる「帝国」の想像を絶する命のリレーに引き込まれてしまいました。

ただただ帝国を守るために戦い、次に生まれ来る妹たちに命を継いでいく戦士マリア。
「殺さないで」と懇願する相手(エサ)に情けをかけることもなければ、
オスを求めたり子を産むことも彼女らの本能には存在しない。
「恋」の感情があっても本能が打ち消し、日々「今日は帰れないかもしれない」と
覚悟して狩りに向かうマリアたちの一生は、たったの30日程度。

物語は擬人化されたものだけれど、アシナガバチの生態に即したリアルなストーリーは
まるでノンフィクションのような力があり、文系女子の私でさえ興味津々で読みました。
あんなに毛嫌いしていたアシナガバチだけど、読み終わるころには違う印象になっていた
・・ってことは、それだけこの物語の質が高いという証拠かも。オススメです。


◆三年坂(伊集院静)
sannenzaka.jpg

タイトルの「三年坂」ほか、全5編の小説が納められていて
その中で特に印象的だったのが、作家デビュー作(といっても1981年だから30年も前)
の「皐月」でした。読んでる人もたくさんいると思います。

父親と息子が山に竹を狩りに行く。上の姉たちとは相当に年が離れて生まれた初めての男の子で
父親の年齢は60歳をとっくに越えている。まるで祖父と孫?にも見えそう。
しかし、父の肉体は強靱で若々しく、ぶっきらぼうだけれど言葉のはしばしに優しさが見える。
個人的にこういう「オトコくさいオトコ」は超ストライク。時代遅れといわれようとも、
男は強く!女は優しく!!(自分のことは棚上げ)が本来の姿だと思っているので。
そもそも、今の世の中“草食男子”だの“○ャニーズ系”だの(古?)ナヨナヨ男性が多すぎる!
でも、これは女性側にも責任があるような。

…おっと話を元に戻して。

山の奥で父と息子を突然のアクシデントが襲う。しかし、ギリギリの状態になっても
父親は強い父親として生きることを決して諦めない。息子もまた、父親を救おうと必死になる。
設定はまるで違うけれど、どうしても震災と連想してしまって胸が苦しくなったシーン。
父の足を掬ったガケの深さ、助けを求めてひたすら走る息子の息づかい、
こわいくらいに深く美しい山の自然・・。活字を追うだけで不思議なくらい
頭に鮮やかな映像が浮かんでしまうのは、CMプランナーという伊集院静の経歴がなせる技?

現代人はいま、こんなに強い心を持っているだろうか。逞しく生きているだろうか。
親子で真剣に向き合っているだろうか。大切なことを伝えているだろうか…。
読み終えた時の清々しさと共に、「人間力」ってことをあれこれ考えた物語でした。
短編集なので、さくっと1話ずつ読めますから寝本にぴったり。


さて、明日から3連休。
夫は帰ってこないけど(こないから?)遊びも仕事も予定がいっぱいです。るん♪

[ 2011/09/16 20:44 ] 本・映画・TV | TB(0) | CM(6)

こんばんわ。
「風の中のマリア」私も読みました。
百田尚樹氏は面白いですね。高校生ボクサーの物語「ボックス!」は絶対面白いですよ。すでに文庫化されています。
[ 2011/09/16 21:30 ] [ 編集 ]

>連坊さんへ
読書家の連坊さんからコメントいただき嬉しいです!
「ボックス!」は、読む前に映画化されちゃったせいか、
私の頭ん中では主人公が市原隼人・・^^;
読んだ後の映像化はいいのですが、逆だとイメージが先行しちゃうので
なんとなく避けてましたが、いずれ原作も読んでみたいです。

「錨をあげよ」も興味あるけど、まだ読んでません。。
[ 2011/09/16 23:06 ] [ 編集 ]

就寝前の

一杯は、ナイトキャップじゃありませんか?
ニットキャップは本当にかぶる帽子?!
[ 2011/09/17 09:54 ] [ 編集 ]

>やんべさんへ
いや~~ん、間違えましたっ!! ナイトキャップと書いたつもりだったのに(恥)
ちなみに、キャットニップとは猫がマタタビのように好む香草です。
[ 2011/09/17 10:24 ] [ 編集 ]

こちらも間違えました

ニットキャップじゃなくてキャットニップなのね
早とちりでした
[ 2011/09/17 11:31 ] [ 編集 ]

>やんべさんへ
いえいえ、ご指摘どーもです。ありがとにゃんv-283
[ 2011/09/17 12:15 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://aqnego8123.blog51.fc2.com/tb.php/324-bcb599c7




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。