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石巻、七ヶ浜にて

この日を忘れません。この日を忘れないで。
・・・と祈った、3月11日。

何も予定が入らなければ、自宅で静かに過ごそうと思っていた震災の日。
思いもよらず、仕事で石巻に出向くことになりました。
これまで足を踏み入れていなかった被災地だけに、どこか緊張してしまいます。

訪問先は東松島市。クライアントは石巻の某ビルダー。
その企業は津波で亡くなった社員もいることを知っていましたから
まさか、通常通りの業務を行うとは思ってもいなかった。
取材中、思わず「今日でよかったんですか?」と尋ねる私に
「普通に仕事することが今は大事。もちろん、あの時間には黙祷します」との答え。
あぁ、そんな過ごし方もあるのだな・・と感じ入りました。
哀しくないハズない。辛くないワケないですよね。

取材チームの中の一人、制作のWさんもまた石巻の住人。
この日、石巻にいる以上は、せめて献花黙祷を・・と
花を携えて彼女と共に石巻市内へと向かうことにしました。


<石巻にて>
あちこちで目に入るガレキの山は「大量」という言葉では足りないくらい大量です。
まとめられているだけで、片付いてはいません。
CIMG9240.jpg

門脇小学校。津波とその後の火災で痛ましい姿となったまま放置されていました。
この廃墟を目にすると、児童が全員無事だったことが奇跡のよう。
CIMG9249.jpg

そのすぐ近くには、震災後まもなく建てられたあの看板。
モニュメントとなった場所に献花台が設けられていたので、そこに花を手向けました。
CIMG9254.jpg

神戸市長田区の方たちが、コーヒーとパンを配っていました。
一度はもらえませんと遠慮したのですが、結局いただくことに。
「ありがとうございます」といった瞬間、不意に涙が出てきたのは何故だろう。
人に優しくされることに、めっちゃ弱くなってる今日この頃です。
CIMG9252.jpg

道路を挟んだ反対側では、津波で全壊した店舗跡地から食欲をそそるソースのいい香り!!
石巻やきそばの「味平」が特別営業中でした。茶色い麺、久しぶりに食べましょう。
CIMG9255.jpg

みんなに笑顔を振りまきながら、鉄板に向かっていたのは店主の尾形さん。
CIMG9256.jpg

震災で奥様と店、大切なものをいっぺんに失ってしまいましたが
この日だけは店のあったこの場所で焼きそばを作りたかったんだそうです。
写真を撮ってもいいですかと聞いたら、元気な声で力強い声。
「どんどん撮ってけろ! 宣伝してもらって、石巻を盛り上げるんだ!」

昨年は、ガレキの中から見つかった愛用のヘラを手に、B1グランプリに出場。
見事入賞を果たしました。お? NPOになってたんですね。知らなかった。
町のために頑張ってます。すごいです。どうしてそんなに強いのだろう。
CIMG9258.jpg

Wさんの運転でさらに移動。こちらは、木の屋さんのシンボル・巨大缶詰。
いろいろ議論された結果、撤去せず保存する方向で決まったようですね。
何年か前、この缶詰の前で撮った写真を「合成かCGでしょ?」と
友達に突っ込まれたことを思い出します(木の屋さん、元気に営業中です)
CIMG9264.jpg

実は、Wさんの御主人は、このガスタンク付近にいて大津波に襲われました。
波にのまれて流されるがまま、奥に小さくみえる中学校に辿り着き
自力で壁をよじ登って九死に一生を得たと。私には返す言葉が見つかりません。
CIMG9265.jpg

<七ヶ浜にて>
次のアポまでの移動中、七ヶ浜町の菖蒲田浜にも立ち寄ることができました。
流木やガレキが散乱していた砂浜でしたが、ここまでキレイになったんですね!
美しいからこそ、悲しくなるような青い空と、青い海。
CIMG9269.jpg

そして迎えた、14時46分。
集まってきた200人ほどの人たちと手を繋ぎ、海に向かって黙祷を捧げました。
CIMG9274.jpg

正直なところ、目をつぶったまま海と対面するのは怖かった。
波の音がざざーん、ざざーんと押し寄せてくるようで。
でも、この日、この時、この浜にいた見ず知らずの人同士が手と手を繋いでいる。
悲しみだけではない、不思議な安らぎもありました。

失ったものはあまりにも大きいけれど
それでも私たちは生きていかなければなりません。
一日も早く、少しでも良い方向に、進んでいくことを信じたいと思います。

CIMG9271.jpg

白いガーベラの花言葉「希望」。
[ 2012/03/12 16:47 ] 東日本大震災 | TB(0) | CM(12)

石巻と七ヶ浜に行って良かったですね!

☆anegoさんへ
仕事とはいえ、石巻に行って良かったですね。
私もこれからはどんどん現地で皆さんと触れ合おうと思っています・・・
一昨日まではなんか遠慮していたのですがこれからは、積極的に行こうと思っています。
[ 2012/03/12 17:24 ] [ 編集 ]

>LYNX☆さんへ
行ってよかったと思う気持ちもあるし、行ってよかったのかなと思う気持ちもある。
被災地を訪れる時には、いつも必ず迷いや悩みが胸に沸いてきます。
さんざん考えても結論は出ません。結局さいごは
「いま自分のやれることをやろう」「そうしたいと感じたことをしよう」と
勝手ながらも結論づけて自分なりに納得して出かけています。自然体でいたいから。

やらなければ、行かなければ、と思いすぎるのは心的ストレスになるのでご注意を。
行きたいな~と思った場所から出かけるのがベターではないでしょうか。。。


[ 2012/03/12 22:27 ] [ 編集 ]

anegoさんへ

石巻の今を見ていただき
本当にありがとうです。

そして思い出の菖蒲田浜。
二十ン歳の頃、毎朝サーフィンの練習してました。
さっぱり上達しませんでしたが。(笑)

写真で見る海!なつかしい頃の海のままです。
あのことさえなければ・・・
[ 2012/03/12 23:03 ] [ 編集 ]

こんばんは

こちらにお邪魔するのは初めてです。
よろしくお願いいたします。

昨年に伺ってから一年になります。早いものですね。
昨日はどこへも行かずに一日中、TVを見ていました。さすがにチョット疲れましたが。

それにしても取材先の方の「普通に仕事をするのが今は大事」の一言にはドキッとさせられました。
被災していない僕らが特別な日と決めて、一年を振り返る時にした日に
普通に仕事をすることに決めた事。普通に過ごすこと。
でも、それが復興に向けて行動を起こしている人達の、ごく当たり前の一歩なのでしょうね。

anegoさんの言われる通り、「やらなければ」の気持ちの持ち方が一方通行で変なストレスになっていたかも・・・

>「いま自分のやれることをやろう」「そうしたいと感じたことをしよう」

昨年、そんな風に感じました。そして昨日、そうしようと思いました。

そういう方々と普通に接し、そういう地域に普通にお邪魔したいと思います。
肩ひじ張らずに応援させていただこうと思います。

「今日からまた一年」ですね。

[ 2012/03/12 23:20 ] [ 編集 ]

>トーレス最高さんへ
ご無沙汰してます。きっと昨日もお忙しくされてたのでしょうね。
あれからもう一年。いいえ、まだ一年・・でしょうか。
長丁場の現場かと思いますので、どうかお身体おいといください。

それにしても。。トーレスさんが元サーファーだったとは!^^
菖蒲田浜の追悼の仕切りはサーファーさんグループのようでしたよ。
[ 2012/03/12 23:48 ] [ 編集 ]

>montaさんへ
あれまあビックリ! ご無沙汰です&コメントありがとうございます。
お元気でしたか?といいつつ、実はソチラのブログも拝見してたのですが^^;

震災で同僚を亡くしたら、その日に普通に業務をこなすことなど私にはきっとできません。
昨日は、そんな日常の積み重ねこそが大事なんだよ、とガツンと言われた気がしました。
異和感を持つ人もいるでしょうが、表現の仕方や行動は違っても
「特別な日」への想いはきっとみんな同じなのではないかと思いますね。

復興支援商品(かまぼこ?)のお買い上げ、感謝いたします。
気候が良くなったら是非また奥様とおいで下さい。再会できる日を楽しみにしています♪
[ 2012/03/13 00:05 ] [ 編集 ]

そういう事ですね

☆anegoさんへ
行きたくなったら行くで行きましょう・・・
[ 2012/03/13 07:21 ] [ 編集 ]

瓦礫

瓦と礫
場所によっては分別もされているようですね。

震災前、仙台でも舗道の金属製の車止めの金具が大量に盗まれたことがありました。

金属類は、日本中に舌なめずりしている業者がいそうだし、コンクリート類はそれこそ海沿いの地盤沈下地域の嵩上げに使えそうですよね。

悲しいけど資源として捉えられないのでしょうか?
[ 2012/03/14 06:41 ] [ 編集 ]

>LYNX☆さんへ
まずは、ランチツーかな。お誘いしますね~^^
[ 2012/03/14 17:44 ] [ 編集 ]

>風写さんへ
う~~ん、そこまでの議論になれば、まだ可能性があるけど・・・。

瓦礫処理については、TVなど見てると苛立ちまくり。
受け入れOKという声も確実にあるのに(世論調査など)
反対する声の方が明らかに目立っていますね。其の方が絵になるのかな。
特に腹が立つのは、ヒステリックに反対する私世代のオバサンたち。
「国のいうことが信用できない」と異口同音&根拠レスに叫ぶばかりで
代案も出さないで、ただただ反対してる。
子どもを守りたいという女性ならではの性なのでしょうけれど
自分さえよければ・・というエゴの現れとしか私にはみえません。
毎日毎日あの瓦礫の山を見て暮らしている人たちをどう思っているの!?
あんたらの県が同じ状況なったらどうすんだよ!と問い詰めたいです。
まして「資源活用」だなんて、あの人たちは聞く耳もたないでしょう。

放射能に限らず、どんなことでも、自ら学ぶって大事ですね。
無知は怖いです。イメージが先走りしちゃう。
過剰な防御は、かえって毒になることもあるんじゃいかと思ってます。

[ 2012/03/14 18:21 ] [ 編集 ]

 まずまず、少しずつですが瓦礫も受け入れが
当たり前になりつつあります。どう考えても、
絆は雰囲気で終わったら、単なる流行りに過ぎません。

 おそらく世論が島田市の市長に賛同するように
なってきたら、ヒステリックな反対論者も翻るで
しょう。少数派で意見を貫けるくらい腰があれば、
もっと対案を出して行動してるはずです。

 そんな感じで私はこの国の政府はともかく、住人は
信頼しています。^^
[ 2012/03/16 07:03 ] [ 編集 ]

>サエモンさんへ
仰る通りですね・・。絆とかつながりとかさんざん言ってる傍らで
真逆の言動をみるにつけ、情けないような憎らしいような気持ちでしたが
いずれ正しい方向に進んでいくと信じたいです。
ただ、国のやり方には憤慨しますけど、選んだのは私たちかと思うと
またまた情けなくなるのですがね^^;
[ 2012/03/16 14:43 ] [ 編集 ]

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