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山戸能・山五十川歌舞伎を見に行く

帰仙中の夫に猫の世話と留守番を頼んで、
GW後半またまた庄内の実家へ行ってきました。
前回(先月)はあまりゆっくりできなかったし、
今回は少し親孝行しないと。
・・・と思った、二泊三日の里帰り。


里帰りネタ、その1です。5月3日は母に付き合って
「山戸能・山五十川歌舞伎」を観に出かけました。
庄内の伝統芸能といえば、国指定の重要無形文化財「黒川能」(旧櫛引町)が
メジャー過ぎるほどなので、恥ずかしながら私コチラの存在を知りませんでしたが
近年は人気が高まっているらしく、母はもう5年通っているのだとか。
能楽も歌舞伎も明るくはないけど、楽しみです!

14時から夕方までの上演に備えて、まずは腹ごしらえ。
温海ICで降りて「久太」のラーメンに向かったら、まさかまさかの大行列@@
ま、他に食事処のアテもないので大人しく並びましたけどね~~^^;
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久太のラーメンは、細縮れ・平打ち・極太の手打ち自家製麺を使い分けてます。
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基本の細ちぢれラーメンにしました。
スープは透明感がある煮干しベースで、あっさりスルスル美味しい~。
チャーシューではなくジュースイな煮豚付。大盛りでもよかったな、こりゃ。
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さらに海沿いの7号線で寄り道。「ダイゴ」でおやつを仕入れます。
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ココの名物はクリームサンド。パンは小さいバゲット風で固く、
一本食べきるとアゴが疲れるけど、素朴で食べ飽きしない定番のローカルデザート。
店の前を通ったら素通りできず、つい3~4本は買っちゃうというジモティ多数。
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そろそろ行かなきゃ。温海温泉から少し北上しましょ。
この道でいいのかしらと不安になるくらい山の奥へ奥へと走っていくと、
ふいに静かな山あいの集落が現れます。
山五十川(やまいらがわ)は世帯数175戸、人口約700人。
CIMG0021.jpg

山戸能と山五十川歌舞伎は、この地区の河内神社に奉納する神事です。
春は5月3日=例大祭、秋は11月23日=新嘗祭と
日程が黒川能と丸っとかぶるのがファンには辛いところですが
お祭り日程が重なるのは仕方ありません。
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会場の古典芸能伝承館に到着すると、
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氏子らが勢ぞろいして間もなく直会のようです。
つまり奉納ではあるけれども、能楽も歌舞伎も酒宴の余興になるのでした。
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観覧は無料。でも、地区外の人間が見せていただくのですもん、
礼儀として募金くらいすべきでしょうね。少額ですんまそ・・
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さあ、山戸能が始まりましたよ。スタートは「座揃」という鼓の音から。
期待感を高めると同時に、舞台を清める意味もあるのだとか。
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続いて、全国でも珍しいといわれる「恋慕の舞」。
といっても知識のない私には何がどう珍しいのか分かりませんが
小学生の男の子二人が演ずる稚児舞は微笑ましいものでした。
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「式三番」より白い翁の舞。これも本編前の儀式となる能。
普通の村人とは思えない素晴らしい舞です…
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そして本日のメインとなる「羅生門」が上演されました。

<あらすじ>
源頼光が家来たちと酒宴を開いていた。その中で平井保昌が「羅生門に鬼が出るとの噂がある」と言い出す。それを聞いた渡辺綱は「この平和な御代に鬼の居場所はない」と反論し、激しい口論となった。武士の意地にかけて、綱は羅生門へ出向くことになる。行った証拠の立て札を頼光から賜り、酒宴の場から立ち去った。
豪雨の中、羅生門にたどり着いた綱が証拠の札を置いて帰ろうとしたところ、何者かに後ろから兜をつかまれた。振り向くと、そこには鬼神が立っていた。両者は死闘を繰り広げ、ついに綱が鬼神の片腕を切り落とし、武名を天下に轟かせた。


鬼神との戦いのシーン。
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地域に伝わる文献によれば、貞観8年(866年頃)に伝わったとのこと。
黒川能とも深く関わっているようです。
明治30年頃までは120番あった曲目も今は9番のみ。毎年曲目は変えてるそうなので
およそ10年に一度しか上演しないものがあるワケですよ。
それを、失礼ながらこんな人口の少ない小さな集落の人々が守り継いでいる。
伝える方も教わる方も、情熱なくして担い手にはなれないはず。敬服します。

興味のある方はコチラを。クリックで拡大。
CIMG0056.jpg CIMG0057.jpg

休憩を挟んで、山五十川歌舞伎が始まりました。
能楽に比べると、歌舞伎は言葉も分かりやすくて気軽に楽しめます。
演目は、平仮名盛衰記「源太勘当の場」。
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時代は源平のころ。主人公の梶原源太は宇治川の先陣争いに負け、
恥をかいたからには切腹せよ! と父親に命ぜられます。
源太と腰元の千鳥は恋仲で、弟の平次はこのドタバタを利用して横恋慕しようと画策。
父には死ねと言われ、弟の平次からは虐められ
現代だったらナンデヤネンな状況ですな・・。
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舞台がガラリと変化する、その様子もまた楽し♪ 黒子も村人。
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後半は、母親が源太をボロボロの衣装にして勘当してしまうのですが、
これは実は命を助けるためでした。母親の愛ってヤツですよ。
立ち去る源太への餞別はヨロイ櫃で、その中には千鳥が入っていたというオチ。
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二人手を取り合って立ち去ります。拍手喝采。
このあたりの時間帯には、もう会場後ろで直会中のヨッパライ氏子衆が
酒くさい息と共に「待ってましたぁ~~」「よっ!日本一っ!!」
焼き鳥の匂いと、宴会のワイワイガヤガヤと、舞台が渾然一体となってます。

シンとした劇場で背筋のばして鑑賞するのとは大違いでビックリするけど、
これが昔ながらの姿というか、本来の祭りなのかも?
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舞台の最前列で、文字通り「かぶりつき」で3時間弱みっちり楽しみました。
ちなみに今回の配役は40代前後の若手中心で、全員が地区の住民。凄い。
演目や演者はその年によって代わりますが、能と歌舞伎は役割が完全に分かれていて、
お互いの舞台に立つことは一切ないとのことでした。これまた凄い。

いや~~、いいもの見せてもらって大満足でした。
来年も見に来たいものです。


<おまけ>
感想会を兼ねた私たちの直会(というかただの飲み会)はこんな感じ
味楽処寳千
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CIMG0132.jpgCIMG0139.jpgCIMG0143.jpg

初日からけっこう飛ばして呑んじまいました。これも舞台の余韻。
冨士酒造の有加藤「ありかとう」が、んまがったっす♪ 

[ 2012/05/06 18:17 ] 庄内 | TB(0) | CM(1)

>歌舞伎役者です!さんへ
うわわわわ、コメントありがとうございます @@
拙い記事内容で恐縮してます(恥)是非また拝見させてください♪
[ 2012/05/07 17:30 ] [ 編集 ]

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