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最初に食べた人ってエライよなあ、と思うものNo.1はナマコ。
ツバメの巣を食べようとした人も、尊敬するなあ。あ、ホヤも。
ルックス的に醜かったり、あまり食べ物には見えなかったりするものを
「食べ物」にしてくれた先人の勇気と情熱に敬服します。
・・・と思う、今日この頃。
海産物って、グロテスクなものほど実は美味しいんじゃないでしょうかね。
オコゼとかアンコウの美味しさは言わずもがな。
実物を見るのはご勘弁なイラブーやウツボも、旅先で初めて食した時
イメージとは全く違う上品な味に、素直に「こりゃんまいわ」と口にしたものでした。
サンショウウオの黒焼き(だったかな?)も食べたことあるし
キャーキャー言いながら蜂の子やザザムシも経験済。
好き嫌いがないというより、未経験の味は食べずにいられない性格なんです・・。
あれ、本題からずれた。
先週、日本海の旬の味覚「寒ダラ」が宅配便で届きました。
寒ダラとは「寒」の時期にとれる真鱈のこと。毎年この時期、実家の母が送ってくれるのです。
庄内の冬を語るのに、この寒ダラを使った「ドンガラ汁」は欠かせません。
ええ、断言しますとも。絶対の絶対です。
シーズンになったら、一度は食べたい。できたら二度か三度は食べたい! 食べずにはいられない!!
誰にでもそういったソウルフードってあるんじゃないでしょうかね。。。
ドンガラ汁に入れるのは、頭にシッポ、中骨、ヒレ、内蔵・・・etc.
油など一滴も使わないのに、グツグツ煮込んでいると汁の表面には油分がにじみ出してきます。
肝臓(アブラワタ)のコク。白子(たらきく。ダダミ)のとろける甘み。
魚はタラ1種類なのに、この汁ときたら、何種類もの魚介を煮込んだブイヤベースのよう!

部位によって味わいが異なるのも、ドンガラ汁ならではの面白さ。
取り合い必至の「肝臓」です。あーーー、んめぐでこでらぃね。
一口大にカットしてありますが、これがもー旨みの塊なのですよ。
丸々と肥えた寒ダラの肝はアンキモにも負けないおいしさ。白子なんて、かすんじゃう程。

これは胃袋。クニュクニュとした弾力は、ホルモンそのもの。
大きな魚だからでしょうね、どこか肉っぽくもあり。

とてもとても食べ物に見えないでしょうが、こういう部分も全部食べます。
魚をさばく人ならわかりますよね。これは「エラ」。

エラをこそげて食べると、綺麗なナンコツが出てくる。これまたコリコリと美味しいのであります。
ちなみに私、「目玉」の周りのトゥルントゥルンも好き~☆ コラーゲンコラーゲン☆

捨てるところ、どこがあるんだろう?ってくらい全てを食べ尽くす。
命を全部、まるごといただく。変ないい方だけど「正しい」って気がする。それがドンガラ汁。
この頃は地元ほか各地で「寒ダラ汁」なるものが宣伝されるようになりました。
観光客向けにはタラの身の部分も入ってるようだけど、個人的にはノーサンキュー。
ドンガラ汁の美味しさは、身ではなく「内臓」にこそあるのだから
その手の寒ダラ汁と、ドンガラ汁とは別物ではないかと思ってしまいます。
身は煮くずれしやすいので、むしろ焼き物や煮つけにした方がいいと思うなあ。
ということで、Simple is best。寒ダラの塩焼き。
スーパーで売ってるみたいなヒラヒラの薄切りじゃおいしさも半減。どかんと厚切りが◎です。

白子もドンガラ汁にマストな要素ですが、やっぱり食べたいタラキク酢。
「生」に限るという方もいますが、私はサッと湯がいて氷で〆る方が甘みが増して好き。
固くなるんじゃない?って言われるけど、そりゃアナタ、鮮度が悪いんだと思うよ~ん。

ちなみに痛風夫、思い切って食べましたが翌朝もあんよは無事・・・。
本人曰く「オレ、軽はずみな行動とってるように思われない?」だそうです(爆)
ところで、実は私今回、大失敗しちゃった。
ドンガラ汁にアレ入れるの忘れた!! と気付いたのは後になってからでした。
・・・大ショック。翌日、残りには入れて食べたんですが
さて、忘れ物はなんでしょう? すぐにわかった方は、庄内ツウ^m^
岩海苔かなぁ。
自分のドンガラにお酒入れるの忘れた
んなごど、ねーべな
>風写さんへ
さすがですね^^v
>あいしゅさんへ
ふふふ・・(笑) ちゃんと酒もいれたし、味噌+酒粕で味付けしましたよ。
ドンガラ汁だけじゃなく自分にも、しっかりアルコール注入。
我が家の塩鱈腹と違ってホンマもんダア^ - ^
>ベガサポさんへ
ホンマもんの庄内ドンガラ、食べさせたい~!
それにしても、ベガサポさんの「タマゴ事件」大笑いしました。
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